宇都宮市ってどんな街?

宇都宮の名の由来がうまれたのは、平安時代。源頼義にしたがい、都からやってきた藤原宗円。彼が、現在の宇都宮市役所の近くにある「宇都宮城址公園」のあたりに宇都宮城を築き、のちに「宇都宮氏」という氏族になったことが由来となっています。宇都宮氏一族は、安土桃山の豊臣秀吉の時代まで約500年にわたって、鬼怒川流域の支配をしていたといわれています。
江戸時代には、宇都宮城は将軍家が日光に参拝する際の宿泊地としての役割を持っていました。また、奥州街道と日光街道の分岐の地でもあったことから、宇都宮は宿場町として大きく栄えます。宇都宮城は、明治初頭の戊辰戦争の焼失と戦後の都市開発により、遺構はほぼ残っていませんが、現在「宇都宮城址公園」には復元の宇都宮城が一般公開されています。
幕末後、廃藩置県が行われると、「宇都宮県」が誕生し、県庁や郵便局、病院などが次々と建設されていき、近代のまちの姿が現れていきます。1873年に宇都宮県は「栃木県」と統合され、宇都宮は「宇都宮町」となりました。宇都宮町は県の中央であり、道路網が集まる地であったなどの理由から、栃木県の県庁が町内に移転されます。その後「宇都宮市」となり、栃木県の政治・文化・経済の中心として、現在では人口50万人を超える現在の北関東最大都市へと進化を続けてきました。
※情報はケイアイスター不動産株式会社調べ。情報には諸説あります。